2013年のダービーを制したキズナが、右前繋部浅屈腱炎のため、現役を引退することが9月20日にJRAから発表されました。
2012年の10月の京都でデビューしたこの馬は、3歳になった2013年に3月の毎日杯と5月の京都新聞杯を連勝してダービーに出走し、武豊騎手の落ち着いた手綱さばきによってゴール前できっちり差し切ってダービー馬の栄冠を勝ち取りました。
しかしG1タイトルはこのダービーのみで、2014年、2015年と2年連続で1番人気に推された春の天皇賞ではいずれも期待を裏切ってしまいました。
結局、2015年の春の天皇賞が最後のレースとなりました。
このニュースは多くの競馬ファンを驚かせました。
キズナという競走馬の馬名もファンに愛された要因の一つで、2011年の東日本大震災を機に国内でも絆という言葉の大切さが思い出されているのとも重なっていたのです。
この馬は差しタイプの脚質でしたが、この脚質は近代競馬ではやや不利であるといわれています。
昔と違い、各競馬場とも芝の育成には手間をかけていますので、開催の終わりになっても芝の傷みが昔ほどひどくないのです。
従って現代は先行馬有利が定説になっていますが、そんな中キズナが差し切って勝ったダービーは見事の一言に尽きます。